ヒガシヤマカンアオイ(東山寒葵)(仮称)

Heterotropa sp.(学名未定)


ヒガシヤマカンアオイ1

  • 科名・属名 : ウマノスズクサ科 カンアオイ属
     注.APG分類では、学名(Asarum sp.(未定))

  • 特徴 :
     草丈5〜10cmの多年草。
     ヒメカンアオイ系とされるが、学名は未定。
     葉は腎円形または広卵形、葉先は鈍頭で基部は心形。普通無地でやや光沢がある。
     花色は暗赤紫色〜暗褐色〜帯緑色など変化が多く、萼筒内壁は白っぽくなる。

  • 分布・生育地 :
     本州(京都府、滋賀県) (国外:日本固有)
     山地林下

  • 花期 :   1〜4月(花は春まで残る)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2018年3月30日  京都府京都市
     中上・全体2、以下全て    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     京都市の山地の一角、常緑樹に一部竹の混じる斜面に点々とカンアオイが咲いていた。
     通称ヒガシヤマカンアオイとされている花で、正式な学名はつけられておらず、京都府のレッドデータブックではヒメカンオイとされている。
     ここでは、ヒガシヤマカンアオイ(仮称)ということで別種としてアップしたが、正直よくわからない。
     特徴は、左下の写真のように萼筒内壁が白くなるということのようだ。
     また、基本的な違いかどうかわからないが、花色の変化は大きく、暗赤紫色、暗褐色、帯緑色、淡黄褐色など株毎に異なり、葉を捲る度にドキドキした。
     ただ、この自生地で見る限り、葉は無地のものばかりで、雲紋などが入った葉は見られなかった。

  • 葉

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ヒガシヤマカンアオイ2

花1

花2

萼筒内部