|
- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 カンアオイ属 注.APG分類では属名(Asarum)
- 特徴 :
草丈5〜10cmの多年草。
葉は腎円形または広卵形、長さ5〜8cm、幅4〜7cm。葉先は鈍頭で基部は心形、光沢はない。
花は暗〜淡紫褐色で、径約1.5cm。萼筒は短筒形か鐘形、上部のくびれはない。萼裂片は開き、3角状卵形で萼筒と同じかやや長い。
- 分布・生育地 :
本州(中部〜近畿地方)、四国(南東部) (国外:日本固有) 山地の林下
- 花期 : 1〜4月(花は春まで残る)
- 撮影月日・場所 :
2015年4月23日 長野県木曽郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上 1989年3月19日 兵庫県神戸市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2015年4月23日 長野県木曽郡 下左・葉1 同 上 下右・葉2 2016年5月20日 静岡県浜松市
- 撮影記 :
カンアオイ類はあまり広範囲に分布している種類はいが、この花だけは中部、近畿、四国と広い範囲に分布している。
あまり細かく分けられても困るが、同じ種類だと言われも個体によって葉も花もかなり異なる。図鑑や写真では、その種の特徴がはっきりしている個体を掲載するため違いがわかるものの、自生地には典型的な個体ばかりでないので、混生している可能性のある場合一体どの種なのか悩んでしまう。
全体写真も、古い図鑑では分布のない兵庫県で撮影した。また、中には中下の写真のような緑色の花もある。
同じ科の仲間の花
|