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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 フタバアオイ属 注.APG分類ではカンアオイ属、学名(Asarum caulescens)
- 特徴
: 葉は卵心形で先は尖り、長さ4〜8cmの多年草。
茎の先に対生状に2個つく。
花は茎の下部に1個つき、淡紅紫色で、花柄に長い毛がある。萼裂片は3個で外側に強く反り返る。
徳川家の葵の紋は、この葉(右下の写真)を3枚組み合わせたものである。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:中国) 山地林下
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
1988年5月1日 大阪府金剛山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2003年4月27日 広島県帝釈峡 下左・花 1984年4月21日 東京都八王子市 下右・葉 1988年5月1日 大阪府金剛山
- 撮影記 :
萼裂片が萼筒にくっつくように反り返り、中まで惜しげもなく見せてくれる花は、この仲間の他にない特徴だ。分布も広く、また群生することが多いため、見かけることも多い。
ただ、植物体そのものは10cm程度と小さく、花も根元から出た短い花柄の先にやや下向きに咲くため、地面に張り付いて見ないとわからない。
淡紅紫色の花だけでなく、左下のように白っぽい花もある。
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