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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 カンアオイ属 注.APG分類では、学名(Asarum curvistigma)
- 特徴 :
葉は卵形か卵状楕円形で、長さ5〜10cmの多年草。
葉の表面は脈が窪まず、短毛がまばらにある。
花は、黄褐色または淡紫色。萼筒は広鐘形で上部はわずかにくびれる。萼裂片は濃紫褐色で開き、縁のうねりは少ない。
花柱の先が鉤形になるのが和名の由来。
- 分布・生育地 :
本州(静岡県、山梨県) (国外:日本固有) 山地林下
- 花期 : 9〜11月
- 撮影月日・場所 :
1996年11月16日 静岡県静岡市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 同 上 下・花内部 2004年11月3日 山梨県身延町
- 撮影記 :
この花があるという静岡県の山に出かけた。なかなかカンアオイの葉が出てこず、たまに1〜2枚葉があるものの花をつけていない。かなり登ったところでやっと咲いている株を見つけた。
柱頭の先が鉤のように曲がっていることから和名がつけられている。
下の写真が花を割ったところで、花柱が鉤形に曲がっていて和名の由来がよくわかる。
静岡県から山梨県にかけて分布し、山の尾根筋に近い比較的乾いた所に生育している。
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