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- 科名・属名 : ウマノスズクサ科 カンアオイ属
注.APG分類では、学名(Asarum kumagaeanum var. kumagaeanum)
- 特徴 :
草丈10〜15cmの多年草。
葉は卵状三角形〜卵形、長さ10〜15cm、幅6〜10cm。先は鋭頭で、基部は心形、基部の両側片が切形のため矢じり形になる。質は厚くて光沢があり、脈が窪む。葉柄は暗紫色で葉身より長い。若い葉には両面脈上と縁、葉柄に毛がある。
花は萼片が花弁化し、下半部が合着して萼筒になり、萼筒は円筒形で長さ10〜13mm、径10〜12mm、暗紫色、上部は括れ、外側に毛が散生する。口環は狭く、萼筒内部は縦横に隆起した襞がある。萼裂片は卵状三角形で、長さ約10mm、縁はうねる。雄しべは12個、内外2列に並び、花柱は6個、萼筒より短く、先は浅く2裂する。
- 分布・生育地 :
鹿児島県(屋久島) (国外:日本固有) 低山地の林下
- 花期 : 11〜3月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年11月11日 鹿児島県屋久島 中上・全体2〜左下・花2 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 右上・葉1 2018年4月21日 同 上 右下・葉2 同 上
- 撮影記 :
急な斜面にカンアオイの葉は見られるものの、根元を探しても花がない。仲間とぼやきながら探すと、やっと花の付いた株が何株か見つかった。ただ、この年は特に花付きが悪いようだった。
この仲間が好きな私から見ると嬉しい出会いであるが、普通の人から見ればパッとしないこんな花のどこがいいのだろうと思うに違いない。
屋久島には2種類のカンアオイが知られており、クワイ(慈姑)の葉に似ていることが和名の由来となっているこの花の方が、花期も早く株数も多い。
どこにでもあるわけではないが、そんなに山深くない林下で特徴ある葉を見ることができる。


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