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- 科名・属名 : ウマノスズクサ科 カンアオイ属
注.APG分類では、属名(Asarum subglobosum)、種小名変わらず
- 特徴 :
葉は長楕円形〜狭長楕円形で長さ6〜10cm、幅6〜8cmの多年草。
葉先はやや尖り、表面は光沢がない暗緑色で、普通雲紋が入る。
花は淡紫褐色色〜緑褐色。萼筒は円みのある球形で上部が括れ、長さ1〜1.3cm、径1.2〜1.4cm。萼裂片は三角状卵形で長さ約1cm、平開せずに斜上することが多く、ほとんど平坦で毛がない。基部はシワの凹凸が口環を取り囲む。
別名 マルミノカンアオイ
- 分布・生育地 :
九州(熊本県、宮崎県) (国外:日本固有) 広葉樹林下
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年4月30日 宮崎県児湯郡 中1・全体2 同 上 中2・全体3 2022年5月10日 宮崎県宮崎市 中3・全体4 2022年5月10日 宮崎県延岡市 (上、中1〜3は拡大写真あり、写真をクリック) 中4・花1 2004年4月30日 宮崎県児湯郡 中5・花2 2022年5月10日 宮崎県延岡市 中6・花3、中7・花4 同 上 左下・花内部 2004年4月30日 宮崎県児湯郡 右上・葉1 2020年6月30日 宮崎県宮崎市 右中・葉2 2022年5月10日 宮崎県延岡市 右下・葉3 同 上
- 撮影記 :
宮崎県・熊本県の一部に分布している。
ある年の秋、宮崎県の渓谷に撮影に出かけた際、林下でカンアオイの葉を見つけた。場所からして本種であるとは思ったが、花期ではない。花期に来るとなるとここだけで1日つぶれてしまう。悩んでいたところ別の場所にあるとの情報を得た。そこだと他の種も見られるし行きやすいので2004年出かけた。
現地ですぐに葉は見つけたものの花がついていない。葉の数が多くこれはと思う株にも花はない。何十株も見てやっと咲いている株を見つけた。
萼筒が丸いのが特徴で、初めであった時は花色は一つだったが、その後宮崎県の各地で様々な色の花に出会った。
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