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 科名・属名 :ウマノスズクサ科 カンアオイ属
 注.APG分類では、属名(Asarum fauriei var. fauriei)
 特徴 :葉は広卵形〜腎円形で、長さ、幅とも3〜4.5cmの多年草。
 地下茎は細長く伸び、地を這って茎の先に、葉を普通年2個出す。
 葉の先は円頭、表面は深緑色で斑紋はなく、普通無毛。
 花は紫褐色で、萼筒は短い鐘形、長さ5〜8mm、径7〜10mm。萼口は小さい。雄しべは12個、花柱は6個、先は2裂する嘴状で、萼筒より飛び出る。
 分布・生育地 :本州(東北〜関東地方北部) (国外:日本固有)
 山地の林下
 花期 :  4〜5月
 撮影月日・場所 :上・全体1 2008年5月18日  栃木県那須郡
 中1・全体2 2019年5月3日  新潟県魚沼市
 (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック)
 中2・花1 2008年5月18日  栃木県那須郡
 中3・花2 2019年5月3日  新潟県魚沼市
 中4・花3(萼筒)、以下全て    同  上
 撮影記 :名前のように東北地方に分布の中心があり、南は関東地方北部にも自生地のあることが知られている。その栃木県の自生地に出かけた。
 現地は別荘地帯の林下、花を探していると、近くの別荘の住人が「目障りだからすぐに立ち去れ」としつっこくつきまとう。
 初めての花との出会い、もう少し花つきのいい株を探したかったが、ゆっくりすることもできず、近くに咲いていた1株を撮影して早々に退散する。
 それでも、花柱が萼筒から飛び出るというこの花の特徴は写真でもわかると思う。
 
 何とか多くの花をゆっくり見たいと思っていたところ、新潟県にこの花の自生地があると聞き、GWに訪れた。
 そこは丘陵の崖下の湿った明るい林下で、数多くの株があったが、ここもあまり花付きはよくなかった。ただ、人家はなくゆっくり撮影できた。
  
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