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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 カンアオイ属 注.APG分類では、学名(Asarum celsum)
- 特徴 :
葉は卵状楕円形〜卵状三角形、で長さ5〜9cm、幅3〜6cmの多年草。
表面は暗緑色で光沢がなく、雲紋斑は入らず、縁に沿って毛がある。
花は淡紫色〜汚紫色、萼筒は長さ8〜10m、径約10mmと小さく、上部が括れる。萼筒内面の格子状隆起はあるが著しくない。萼裂片は3角形で長さ5〜8mm、斜めに開出または平開し、縁は強く反り返る。
- 分布・生育地 :
鹿児島(奄美大島) (国外:日本固有) 常緑広葉樹林下
- 花期 : 1〜3月(初夏の頃まで残る)
- 撮影月日・場所 :
2007年6月10日 鹿児島県奄美大島 中、下 1989年5月4日 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
名前は雅と付いているものの、花も葉もどこをとって雅なのかわからない。確かに葉はビロード状であるが。
奄美大島の固有種の一つで、比較的高所に分布している。数はそんなに多くはなく、花つきもあまり良くない。2花つけている株を見つけることはできなかった。
2007年6月初め、いつもより季節の訪れが大分遅れ気味の年、ほとんど花は終わっていたが、わずかに咲き残りの株があった。
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