オトメアオイ(乙女葵)

Heterotropa savatieri


オトメアオイ1

  • 科名・属名 :
     ウマノスズクサ科 カンアオイ属
     注.APG分類では、学名(Asarum savatieri subsp. savatieri)

  • 特徴 :
     葉は卵形〜楕円形、長さ6〜12cm、幅5〜9cmの多年草。
     先はやや尖り、基部は心形。表面は緑色で光沢がなく、しばしば雲紋が入る。
     花は暗褐色〜淡紫色、萼筒は丸みを帯びた円筒形で小型、長さ7〜10mm、径10〜12mm、上端は少しくびれ、喉部に口環がある。萼筒内部の隆起する縦襞は12〜18。萼裂片は三角形卵形で開出する。雄しべは12個、花柱は6個。
     花は夏咲くが年越しし、翌年春結実し普通葉が出るという他の種にない特徴がある。中上の写真では中央に何枚かの新葉が出ていることがわかる。

  • 分布・生育地 :
     本州(静岡、神奈川) (国外:日本固有)
     山地の林下

  • 花期 :   6〜8月(花は翌年春まで残る)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1993年9月5日  静岡県天城山
     中上・全体2 1998年4月29日  静岡県伊豆半島
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花1 1993年9月5日  静岡県天城山
     左下・花2 1993年9月5日    同  上
     右上下・葉 2016年6月19日  神奈川県南足柄市

  • 撮影記 :
     夏に開花し、年を越して翌年春まで花が残っているという変わったカンアオイである。
     この花を撮影した天城山では、9月に出かけた際撮影した花を翌年GWの撮影行の際にもまだ見かけた。
     夏から秋咲のカンアオイは花期が長いものが多いが、これほど長いものは珍しい。
     分布域は静岡県(伊豆半島)〜神奈川県(箱根)と狭いが、自生地では多くの個体を見ることができる。

  • 葉1(雲紋)

    葉2(亀甲紋)

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