タンザワウマノスズクサ(丹沢馬の鈴草)

Aristolochia kaempferi var. tanzawana


タンザワウマノスズクサ

  • 科名・属名 :
     ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属

  • 特徴 :
     つる性の多年草。
     オオバウマノスズクサの変種で、若い株の葉は、葉身の基部が急に左右に張り出し円形の耳になる。成熟した株の葉は卵円形。
     葉裏の葉脈上の毛は長く、開出する。
     花は長さ約3.5cm、萼筒上部の内側は褐色の豹紋があり、舷部に内側は汚白色で帯褐色の縞模様がある。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東〜東海地方) (国外:日本固有)
     山地の林縁

  • 花期 :  5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2009年5月23日  茨城県筑波山
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     この花の北限とされている茨城県の筑波山にこの花を探しに出かけた。歩いていると基部が円く張り出す特徴ある葉が目に入った。
     ホッとして花を探すが、見当たらない。少し時期的に早いので心配していたのだが。あきらめずに再度念入りに探すと、やっと1花見つけた。
     本州産のアリマウマノスズクサの葉に似て、基部が張り出し、裏面の脈上に長い毛のあるのが特徴と書かれていたので、その様子もしっかり撮影した。
     ここの株はあまり大きなものでなかったが、本家丹沢には、茎の太さが腕ほどもあるような大きな株があるそうだ。

  • 葉裏

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葉