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- 科名・属名 :
ウマノスズクサ科 カンアオイ属 注.APG分類では、学名(Asarum simile)
- 特徴 :
葉は卵形〜卵状三角状で長さ4〜8cm、幅3〜5cmの多年草。
先は尖り、基部は心形。表面は暗緑色で光沢がなく、普通白班は入らない。
花は淡紫褐色、萼筒は長い筒状で長さ、径とも1.2〜1.5cm、先はくびれる。萼筒内部の縦襞の数は9〜12。萼裂片は卵状三角形で反り返り、長さ5〜6mm。
- 分布・生育地 :
鹿児島(徳之島) (国外:日本固有) 常緑広葉樹林下
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
2005年3月13日 鹿児島県徳之島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花 同 上
- 撮影記 :
徳之島にはカンアオイは3種の固有種が知られ、ハツシマカンアオイと一緒に撮影するつもりでいたが、1ヶ月ほど花期が違うようだった。
せっかく来たのだからとこの花のあるという山に登る。ところが、登山口は分かりにくいし登山口に「ハブ叩き棒」がない。ハブの心配の少ない冬場しか登る人がいないから「ハブ叩き棒」がないのかと妙に納得した。
しばらく登るとカンアオイの葉が現れた。しかし、葉の下の蕾は小さく、開花までにはまだ時間がかかりそう。
それでも一つずつ葉を捲り、何十株かチェックした時、咲いている株があった。あきらめずにがんばったご褒美だった。
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