アマチャヅル(甘茶蔓)

Gynostemma pentaphyllum


アマチャヅル

  • 科名・属名 : ウリ科 アマチャヅル属
     注.APG分類では、学名(G. pentaphyllum var. pentaphyllum)

  • 特徴 :
     つる性の多年草。
     地下茎があり、先が膨れて越冬芽をつくる。
     葉は互生、鳥足状に分裂し、普通5小葉であるが、3〜7小葉、稀に単葉のこともある。巻きひげは2分枝する。
     花は雌雄異株、葉腋に総状につき、花冠は黄緑色で径約5mm。裂片は細長く尖る。
     果実(液果)は球形で、径約7mm、黒緑色に熟し、上半部に萼や花冠の落ちた跡が環状の条になって残る。

  • 分布・生育地 :
     日本全土 (国外:朝鮮、中国、台湾、東南アジア、南アジア)
     山地の藪際

  • 花期 :   8〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2006年8月26日  長野県白馬山麓
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上・花序    同  上
     中下・花 2017年8月27日  東京都八王子市
     左下・果実 2016年10月31日  東京都日野市
     右上・葉 2017年8月27日  東京都八王子市
     右下・茎    同  上

  • 撮影記 :
     葉を噛むとわずかに甘味があるのでこう名づけられているが、残念ながらそこまでの好奇心はなかった。
     珍しい花ではなく平地の林縁などでも見かけるが、最初に見かけたのは白馬山麓の登山道際で、先を急ぐあまり丁寧に撮影できなかった。
     東京都の高尾山麓や多摩丘陵などでも、夏の終わりから秋にかけて点々と花が見られ、秋の終わりには黒緑色の果実が見られる。

  • 葉

    茎

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花序

花

果実(液果)