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- 科名・属名 : ウリ科 アレチウリ属
- 特徴 :
長さ数mになるつる性の1年草。帰化。
茎は粗い毛を密生し、巻ひげで他のものに巻きついて伸びる。
葉は互生し、円心形で浅く5〜7裂し、裂片の先は尖る。
花は雌雄同株で葉腋から長い花序を出し、径約1cmの黄白色の花をつける。雄花と雌花は別の花序につき、雄花は黄白色で散房状につき、雌花は短い花序の先に頭状に集まってつく。
果実(液果)は小さい液果が頭状に集まり、楕円形で径約1cm、軟毛と刺が密生する。
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ原産) (国外:アジア、オーストラリアなどに帰化) 河原や荒地
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1999年10月3日 東京都昭島市 中上・全体2 2018年9月18日 神奈川県川崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花(雄花) 2015年9月12日 神奈川県川崎市 中下・花(雌花) 2017年10月5日 東京都八王子市 下左・果実 2018年9月18日 神奈川県川崎市 右上・葉 2015年9月12日 神奈川県川崎市 右下・茎 2017年10月5日 東京都八王子市
- 撮影記 :
遠出をしなかった休日は、近くの多摩川や浅川の堤防や河川敷の自然観察だ。
冬場は枯れ草で歩きやすく見通しのよかった河川敷も、夏から秋にかけては草がおい繁っている。
そのなかで他の草に覆いかぶさるように葉を広げているのがこの花だ。
茎や葉に細かいトゲがあってざらつき、さらにトゲだらけの果実は、いかにも帰化植物という禍々しい面相をしている。
養分の多い土地に繁茂するたちの悪い雑草で、帰化は仕方ないにしても、何とか繁殖を抑える方法はないものだろうか。
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