ミヤマニガウリ(深山苦瓜)

Schizopepon bryoniaefolius


ミヤマニガウリ1

  • 科名・属名
  • : ウリ科 ミヤマニガウリ属

  • 特徴

  •  つる性の1年草。
     茎は細く、巻きひげは2分枝する。
     葉は心円形〜卵心形で、長さ幅とも5〜12cm。長い柄があり、質は薄く表面にはややまばらに毛がある。
     花は、雄株と両性花株とがあり、両性花は葉腋から長柄を出し単生する。花冠は白色で、径約5mm、先は5裂する。
     果実(液果)は楕円形で、長さ約1cm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州  深山の林縁

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年8月26日 長野県白馬山麓
     中 2004年9月4日 長野県上高地
     下・果実 2008年9月6日 長野県白馬山麓

  • 撮影記

  •  9月に入ったとはいえまだまだ観光客の多い上高地。多くの人が行きかう遊歩道際で、小さな白い花をひっそり咲かせていた。
     葉の陰に隠れるように咲く小さい花とあって、カメラを向けていても傍目には何を写しているのかわからない。カメラを抱え花撮影とおぼしき人から「何を写しているんですか」と何度も聞かれた。
     ウリ科では珍しく北方系で、北海道〜本州の分布である。

    同じ科の仲間の花
ミヤマニガウリ2

果実