リュウキュウカラスウリ(琉球烏瓜)

Trichosanthes miyagii


リュウキュウカラスウリ

  • 科名・属名
  • : ウリ科 カラスウリ属

  • 特徴

  •  つる性の多年草。
     葉は円心形で全縁、両面とも無毛。巻きひげは3〜4分枝する。
     雄花序は、長さ15〜20cm。花は白色で、縁は分裂して糸状になる。花は夜咲き、朝には萎む。
     果実(液果)は球形で、長さ4〜5.5cm。

  • 分布・生育地

  •  奄美大島、徳之島、沖縄島
     山地の林縁

  • 花期
  • : 5〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年6月21日 鹿児島県奄美大島
     下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  カラスウリの仲間の花は夜咲いて朝には萎んでしまう。そのことは承知していたが、宿から1時間半も離れた山中のうえ、夜間はハブの心配もあって簡単に訪れる訳にはいかない。朝早い時間なら咲き残りもあるかと期待していた。
     前日、葉や萎んだ花を見つけた場所にきたが、花らしきものは見えない。「おかしいな」とよく見れば、花はあるもののすでに糸状の裂片が内側に巻き込んだ状態になっていた。
     レース状の裂片が開いている写真を載せたかったのだが仕方がない。特徴である葉が丸くて切れ込みがなく、光沢があるという写真でこの花を載せる。

    同じ科の仲間の花
葉アップ