- 科名・属名 ： ウリ科 カラスウリ属
- 特徴 ：
つる性の多年草。
根は普通分枝しないが、稀にやや分枝し、長い円柱形で約１ｍになる。茎に７肋がある。
葉は互生、葉身は円心形で全縁、長さ幅とも９〜1３ｃｍ。両面とも無毛。巻きひげは３〜４分枝する。
雄花序は、長さ１５〜２０ｃｍ。苞は広卵形〜腎形、長さ１．７〜３．３ｃ。花弁は５個で基部は合生し、黄白色、花弁の先は分裂して糸状になる。花は夜咲き、朝には萎む。
果実（液果）は球形で、長さ４〜５．５ｃｍ、黄塾する。種子は円形〜卵形、長さ８〜１０ｍｍ。 - 分布・生育地 ：
九州（奄美大島・徳之島）、沖縄島 （国外：日本固有）
山地の林縁 - 花期 ： ５〜７月
- 撮影月日・場所 ：
上・全体１ 2009年6月21日 鹿児島県奄美大島
中・全体２、以下全て 同 上
(上、中は拡大写真あり、写真をクリック） - 撮影記 ：
奄美大島の林道を走っているとこの花の蔓が垂れ下がっているのに気がついたが、午後で花はすっかり萎んでいた。
カラスウリの仲間の花は夜咲くが、宿から１時間半も離れた山中のうえ、夜間はハブの心配もあって簡単に訪れる訳にはいかない。
朝早い時間ならと翌日ホテルを早い時間に出て訪れたが、花らしきものは見えない。「おかしいな」とよく見ると、花はあるもののすでに糸状の裂片が内側に巻き込んだ状態になっていた。
レース状の裂片が開いている花の写真を載せたかったのだが仕方がない。特徴である葉が丸くて切れ込みがなく、光沢があるという写真を載せるが、できれば開花している花を撮影したいものだ。
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