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- 科名・属名 : ウリ科 スズメウリ属
注.APG分類では、サンゴジュスズメウ属(Mukia)、属小名以下変わらず
- 特徴 :
つる性の1年草。
茎は細く、白色の粗い毛を密生する。
葉は単葉、葉身は広卵形〜三角形、または掌状に3(〜5)全裂し、長さ、幅とも3〜3.5cm、縁は鋸歯縁。両面に短毛を密生し、葉柄は長さ1〜2cm。巻きひげは分枝しない。
花は雌雄異花同株で葉腋につき、雄花は無柄で束状、花柄は短い。花冠は濃黄色、裂片は5個、裂片は卵状長楕円形で下部で合着し、長さ約2mm。雄しべは3個。雌花も同様に束生し、花柄は短いかほぼ無く、柱頭は3裂。
果実(液果)は球形で、径7〜12mm、橙赤色に熟す。
- 分布・生育地 :
沖縄 (国外:中国(南部)、台湾、熱帯アジア、オーストラリア、熱帯アフリカ) 林縁、原野
- 花期 : 2〜3月?
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年3月24日 沖縄県与那国島 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
冬場の沖縄、林縁や草地でオキナワスズメウリやクロミノオキナワスズメウリの小さな花が目に付く。
この仲間で葉が掌状に3〜(5)裂するこの花があることを知り、探していたが見つけることはできなかった。
春先訪れた与那国島、道端である植物を見つけ撮影のため降りてみると、近くでこの花の咲いているのが目に入った。
探している時は見つからず、全く思いがけない時に出会えるということはよくあるが、今回は正しくその通り、大喜びして撮影した。


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