ヒノキバヤドリギ(檜葉寄生木)

Korthalsella japonica


ヒノキバヤドリギ1

  • 科名・属名
  • : ヤドリギ科 ヒノキバヤドリギ属

  • 特徴

  •  高さ5〜20cmの常緑低木。寄生。
     茎は緑色で、古いものは翼状に広がり、節が多数ある。
     葉は対生し、小さな突起状で、節を取り巻いてつく。
     花は単生で、鱗状葉の脇に3〜5個束生し、雌雄同株、緑色で長さ約0.8mm。花被片は3個で、合着する。
     果実は球形で、径約2mm、橙黄色に熟す。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜沖縄
     ツバキ、ヒサカキなどの常緑樹に寄生

  • 花期
  • : 4〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1994年12月25日 鹿児島県奄美大島
     下 2007年9月30日 長崎県対馬

  • 撮影記

  •  海岸近くの常緑樹に、まるで枝の一部のような顔をして寄生している。枝の色が違うのでこの植物ということがわかる。
     普通に目に付くのは、黄緑色で扁平な葉で、図鑑を見て改めて小さな花のあること知った。
     写真で扁平な茎の先や脇についている丸い粒は、どうやら果実のようである。
     今度出会ったら、花の存在をしっかり確認してみたい。

    同じ科の仲間の花
ヒノキバヤドリギ2