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 科名・属名 : ヤマゴボウ科 ジュズサンゴ属注.APGW分類では、ジュズサンゴ科(PETIVERIACEAE)に分けられている。
 特徴 :草丈30〜100cmの多年草。帰化。
 茎は上部でよく分枝する。
 葉は互生、葉身は長卵形〜卵状披針形で、長さ3〜8cm、幅2〜4cm。質は薄くて先は尖り、裏面に脈が凸出し、葉柄は長さ1〜3cm。
 花は葉腋から総状花序になって多数つき、径4mm程度と小<さくて花弁はなく、白色で4裂する萼片が十字状に開く。萼片の先は桃色を帯びる。
 果実(液果)は球形で径約5mm程度、鮮紅色で艶があり、一房に20〜50個つく。
 分布・生育地 :帰化(熱帯アメリカ原産)(小笠原諸島、沖縄に帰化) (国外:不明)
 道端、荒地
 花期 :   1年中?
 撮影月日・場所 :上・全体1 2022年4月16日  沖縄県石垣島
 中上・全体2 2011年6月26日  東京都小笠原諸島
 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
 中中・花序    同  上
 中下・花 2022年4月16日  沖縄県石垣島
 左下・果実(液果)、右下・葉    同  上
 撮影記 :日本では小笠原諸島の父島に移入植物に混ざって帰化し、現在では沖縄などでも帰化している。
 小笠原では道路端や荒地で雑草化していて、歩いていると真っ赤な艶のある果実をいっぱいつけた姿が目に付いた。
 小笠原は、毒蛇や毒虫もいないため、林下に入っても危険ではないが、植物相は貧弱なため、わざわざ道のない林下に入ることもなく、道端などの変わった帰化植物を見て歩くのも楽しい。
 沖縄ではまだ見ることは少ないが、石垣島の道端で見かけた。
  
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