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 科名・属名 : ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属
 特徴 :草丈1〜2mの多年草。帰化。
 茎は太くて丸く中空、上部でよく分枝し、無毛で赤みを帯びる。
 葉は互生し、長楕円形〜広楕円形で、長さ10〜30cm、幅5〜15cm。先は鋭頭〜鋭尖頭、基部は広いくさび形で葉柄に流れ、全縁。質はやや多肉質。
 花は葉腋から長い柄のある花序を出し、花弁はなく、花のように見える萼片は白色でやや淡紅色を帯び、径5〜6mm。花序は果期には垂れる。
 果実(液果)は扁球形で、径約8mm、黒紫色に熟す。果実と根に有毒成分を含む。
 分布・生育地 :帰化(北アメリカ原産) (国外:アジア、オーストラリア、南アメリカにも帰化)
 空地、道端
 花期 :   6〜9月
 撮影月日・場所 :上・全体1 2004年6月19日  長野県上田市
 中上・全体2(果期) 2006年9月24日  栃木県大田原市
 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
 中下・花 2018年6月21日  東京都日野市
 左下・果実、右下・葉    同  上
 撮影記 :洋種と名付けられているように明治時代に帰化した種で、山野だけでなく街中のちょっとした空地でも咲いているのを見かける。
 この仲間は毒があるといわれているが、毒々しいまでの紅紫色液果を見ていると、何となく禍々しい花に見えてくる。
 ただ、花のない時はヤマゴボウの名が付いているため、土産物屋で売られているそれと混同し、食用になるとの勘違いも起きやすいので、和名は誤解のないようつけた方がいい。
  
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