コチャルメルソウ(小哨吶草)

Mitella pauciflora


コチャルメルソウ

  • 科名・属名 :
     ユキノシタ科 チャルメルソウ属

  • 特徴 :
     草丈20〜30cmの多年草。
     花後地中に走出枝を出し、鱗片状の葉を互生し、先端には普通葉をつける。
     根出葉は広卵形または卵円形で長さ2〜5cm、幅2.5〜6cm。基部は深い心形、縁は浅く5裂し、両面にあらい毛と細かい腺毛が生える。葉柄は長さ2〜15cm。
     花は花柄の上部に2〜10個つき、花弁は紅紫色または淡黄緑色、長さ約4mmで羽状に7〜9裂する。萼裂片は広三角形状卵形で長さ約1mm。雄しべは明らかに花弁の基部から離れた花盤上につき、裂開前の葯は淡黄色。花茎や花柄に短い腺毛が密生する。
     果実(刮ハ)は花柱間で縫合線に沿って裂開する。種子は多数あり、卵状楕円形で長さ約1.2mm。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州 (国外;日本固有)
     山地の谷沿いや、湿った林下

  • 花期 :  4〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     1996年4月21日  岐阜県山県郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 1988年5月3日  兵庫県飾磨郡
     下・葉 2015年4月3日  東京都高尾山

  • 撮影記 :
     チャルメルソウ属は日本では十数種知られているが、どれも分布地域の狭い種類が多いなか、本種は本州から九州まで広く分布する。
     ただ、関東周辺ではチャルメルソウといえば本種しか分布していないのでわかりやすい。
     花は小さいもののアップで見ると、花弁が羽状に裂ける形が雪の結晶にも似ていて、好きな花の一つである。
     チャルメルソウの和名の由来は、花の終わったあとの果実の形を、ラッパに似た楽器のチャルメラに見立てたものである。

  • 同じ科の仲間の花
花

葉