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- 科名・属名 : ユキノシタ科 ウツギ属
注.APG分類ではアジサイ科(HYDRANGEACEAE)、属名以下変わらず
- 特徴 :
高さ0.5〜2mの落葉低木。
枝はよく分枝し、樹皮は淡い灰褐色で、古くなると剥がれる。
葉は対生し、葉身は卵円形、長さ2〜3cm、幅1.5〜2cm。先は鈍形、基部は広いくさび形〜浅い心形、縁は細かい鋸歯縁で目立たない。両面に星状毛が散生しざらつく。
花は今年枝の先に2出集散状花序となって3〜7個つき、白色で径約1.5cm。花弁は5個、広楕円形〜長楕円状倒披針形形、外面に星状毛を散生する。
果実(刮ハ)は椀形、先は切形でやや窪み、径3〜4mm、花柱を宿存し、3〜4列する。
- 分布・生育地 :
沖縄(沖縄島) (国外:日本固有) 岩壁
- 花期 : 4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2017年4月10日 沖縄県 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
急峻な隆起石灰岩の岩壁にへばりつき、伸ばした枝の先に白い花が咲き始めていた。
沖縄島の限られた場所だけに生えるこの花、前年果実(刮ハ)になりかけたものを撮影し、今年はと期待してやってきたが、花期には少し早くわずかの花しか咲いていなかった。
予報は大雨、まだ降り出してはいなかったが、風も強く、揺れる花の止まるのを待って何とか撮影した。
撮影の終わるのを待っていたかのように大粒の雨が降りだし、逃げるように車に戻った。
奄美群島にあるオオシマウツギの変種で、葉が卵円形で小さく、花も果実も小さいのが特徴である。
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