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- 科名・属名 : ユキノシタ科 ネコノメソウ属
- 特徴 :
草丈4〜10cmの多年草。
花茎の基部から走出枝を出し、走出枝は伸び、暗紫色を帯び、白色の軟毛がある。
根出葉の多くは花時には枯れ、茎葉は普通1対。
葉は円腎形〜円形で、長さ3〜10mm。縁には5〜7個の円い鋸歯があり、基部は広いくさび形〜鈍形。表面は緑色で長軟毛を散生する。葉柄は2〜15mm。
花は枝先に集散花序となる。花柄は長さ約2mm。花弁状の萼裂片は4個、淡緑色で卵円形、円頭で直立し、長さ1〜1.2mm。雄しべは8個で直立し、萼片よりわずかに長いか同長。裂開前の葯は黄色。子房は中位。花柱は直立する。
果実(刮ハ)は刺股状で直立し、2個の心皮の大きさは異なる。種子は卵円形、長さ約0.5mm、十数個の短い乳頭状突起を列生する隆条がある。
- 分布・生育地 :
四国(高知)、九州 (国外:日本固有) 山地の沢沿い
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2011年4月24日 熊本県菊池市 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
1ヶ月近く前に花を咲かせていたと聞いたが、この時期ではもう花は終わっているのだろうなと思っていた。
事実、日当たりのある岩場ではすっかり果実になっていた。
しかし、日陰の岩場では多くが果実になっていたが、わずかに花が咲き残り黄色の葯も見られた。
淡緑色の萼片はすっかり色濃くなっていたが、初めてのこの花の出会いだった。
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