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- 科名・属名 : ユキノシタ科 ヤグルマソウ属
- 特徴 :
草丈80〜120cmの多年草。
根出葉は5小葉からなる掌状複葉で、長さ20〜40cm、幅15〜30cmと大きい。小葉は倒卵形で基部は長いくさび形、先は5浅裂する。裂片はほぼ三角形、先端は鋭尖形で尾状、縁は細鋸歯。葉柄は長さ50cm。
花は花茎を1m程度伸びた茎頂に円錐花序になって多数つき、径6〜8mmと小さくて、花弁はなく、5〜7個ある萼片は緑白色で花時は白色、平開する。
果実(刮ハ)は狭卵形で長さ約5mm、残存する花柱の間で裂ける。
- 分布・生育地 : 北海道(西南部)〜本州 (国外:朝鮮、中国(東北部)
山地の湿った林下
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2003年6月22日 長野県上伊那郡 中上・全体2 1993年7月8日 長野県諏訪市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2008年6月28日 山梨県甲州市 左下・果実 2014年8月20日 岩手県花巻市 右下・葉 2017年6月24日 福島県西白河郡
- 撮影記 :
倒卵形で5個ある小葉が矢車のように見えることから和名が付けられている。
山地の谷沿いなどに群生していることが多い。
葉も目立つが、花も小さいものの1mにも伸びる花茎のせいで、花時には遠くからでも咲いているのがよくわかる。
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