ザクロソウ(柘榴草)

Mollugo pentaphylla


ザクロソウ

  • 科名・属名
  • : ザクロソウ科 ザクロソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜25cmのの1年草。
     茎は細く稜があり、斜上してよく分枝する。
     葉は3〜5個ずつ偽輪生し、披針形〜倒披針形で、長さ1.5〜4.5cm。表面は光沢があり、1脈がある。
     花はまばらな集散状につき、花弁はなく、白色で楕円形の萼片が5個あり、花弁のように見える。
     刮ハはほぼ球形。種子には細かな突起がある。

  • 分布・生育地

  •  本州〜沖縄  畑、道端

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年7月30日 長崎県対馬
     中・花 2009年8月1日 神奈川県相模原市
     下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  葉の感じが柘榴(ザクロ科の木本で、果実は食用として流通している)に似ているとして和名が付けられているが、あまりピンとこない。
     畑の隅などで目立たなく咲いていることが多いが、花弁のように見えるのは萼片であるが、調べるまではすっかり花弁と思い込んでいた。また、輪生と思っていた葉は、偽輪生(実際は対生や互生であるが節間が詰まって輪生に見える)ということも初めて知った。
     図鑑の写真や絵で名前を覚え、実物を野山で見つけ撮影するのも楽しいが、その特徴を詳しくチェックすることも、しっかり覚えるためには必要だということを実感した。

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花

葉