ヒトフニワゼキショウ(一房庭石菖)

Sisyrinchium mucronatum


ヒトフニワゼキショウ

  • 科名・属名
  • : アヤメ科 ニワゼキショウ属

  • 特徴

  •  草丈40cm程度の多年草。帰化。
     葉は線形で、長さ20cm、幅2.5mm、基部は茎を抱く。
     花は茎頂に葉と同形の苞をつけ、5個程度つく。花弁は6個で青紫色、径約1.5cm。

  • 分布・生育地

  •  帰化(北アメリカ原産)
     北海道、関東  道端

  • 花期
  • : 5〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1990年6月23日 北海道根室市

  • 撮影記

  •  根室の原生花園、多くの湿原植物の中に見慣れない花があった。一見して帰化種とわかったが、すぐに名前はわからず図鑑を調べて名前がわかった。
     原生花園も観光地化されるといつの間にか帰化植物が侵入してくる。尾瀬でもそのことで悩まされているようだ。
     先日訪れた西表島でも、観光コースとは全くはずれた奥深い谷で、帰化植物の葉を見つけた。
     帰化植物を全否定するわけではないが、後世に引き継いでいくべき貴重な自然を守る方法はないのだろうか。

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