キショウブ(黄菖蒲)

Iris pseudacorus


キショウブ1


  • 科名・属名 : アヤメ科 アヤメ属

  • 特徴 :
     草丈60〜100cmの多年草。栽培逸出。
     根茎はよく発達し、茎はよく分枝する。
     葉は線形、長さ60〜100cm、幅2〜3cm。中脈は明瞭。
     花は茎頂につき、花被片は鮮黄色で、外花披片は広卵形で大きくて垂れ、基部に褐色の条線があり、内花被片は小さくて直立する。花柱裂片の縁に歯牙がある。
     果実(刮ハ)は三角状楕円形で、種子は褐色。

  • 分布・生育地 :
     栽培逸出(西アジア〜ヨーロッパ原産)(国内各地に逸出帰化) (国外:各地で帰化)
     水辺

  • 花期 :   5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2009年5月16日  東京都日野市
     中・全体2 2022年5月25日  栃木県宇都宮市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     明治時代に観賞用として持ち込まれたものが、逸出して湿地や水路で繁殖しているのをよく見かける。
     園芸種として撮影対象から外していたが、植栽でなければ「野の花」とする整理からやっと撮影した。
     この写真も、自宅近くの田んぼの水路に生えていたもので、緑の葉に鮮やかな黄色の花はよく目立つ。

  • 葉

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キショウブ2

花