シャガ(射千)Iris japonica |
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花茎30〜70cmの多年草。 葉は細長く、長さ30〜60cm、幅2〜3cm。常緑で光沢がある。 花は上部で分枝する花茎の先に多数つく。花は径4〜5cm、淡白紫色で、一日花。外花披片は倒卵形で縁に細かい鋸歯があり、中脈に沿って黄橙色の斑紋ととさか状の突起があり、そのまわりに青紫色の斑点がある。内花被片は小型で、先が2裂しさらに細裂する。 古い時代の帰化(中国原産) 本州〜九州 林下 1995年5月14日 東京都高尾山 アップ 1978年5月14日 神奈川県高座郡 何となく花に宗教的な感じがするのは、花の感じだけでなく、神社や寺の境内で見かけることが多いからだろう。 古い時代に中国から持ち込まれたものと言われており、寺社に多いのは、林まだ緑の少ない春先、暗い林縁を明るく飾るためではないだろうか。 低山の林縁などにも自生状態で見られものは逸出と思われる。 同じ科の仲間の花 |