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- 科名・属名 : ガマ科 ガマ属
- 特徴 :
草丈1〜1.5mの多年草。
根茎は横に長く伸び、普通群生する。
葉は線形、長さ1〜1.5m、幅5〜6mm。厚くて無毛、基部は筒状になって茎を抱く。
花は茎の先に円柱状の花穂をつける。雄花穂と雌花穂近接し、下部は雌花穂で、長さ6〜10cm、太さは開花時で径6mm。雄花穂は雌花穂より細く、長さ3〜9cm。花粉は1個ずつ離れ合着しない。
雌花穂は果期になると花柄が伸び、径1.5〜2cmになる。
全体にガマによく似ているが、全体に小さく、葉の幅も細く、雌花穂も雄花穂も短く、花粉も合着しない。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:東アジアの温帯〜熱帯域) 池、沼、川の縁
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1(果時、以下全て同じ) 2024年8月20日 静岡県静岡市 中上・全体2 2010年8月14日 東京都八王子市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・雄・雌花穂 2022年8月29日 栃木県宇都宮市 左下・雌花穂 同 上 右上・葉 2024年8月20日 静岡県静岡市 右下・葉鞘 同 上
- 撮影記 :
草姿も生育場所もガマと変わらず、過去の記録をチェックしたらガマと間違えて同定していた写真何点もあった。
違いは本種の方が全体に小振りなことで、雌・雄花穂の長さもやや小さいのが大きな特徴である。
個人的な見解だが、関東辺りではガマより本種の方が多く見られるような気がする。


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