ホソバヒルムシロ(細葉蛭蓆)Potamogeton alpinus |
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水中に生える多年草。 地下茎は泥中を這って節から根を出し、1節おきに水中茎を出す。 水中茎は沈水葉だけを出し、狭披針形で長さ6〜12cm、幅0.7〜1cm。赤褐色を帯び、基部は狭く、縁には波状のシワがある。下部の葉の先端は鈍頭、上部の葉は鋭頭。 花は長さ5〜8cmの花柄の先に1.2〜2.5cmの穂状花序となり、密に花をつける。花は両性花で、花被片はない。 北海道〜本州(長野県、宮城県以北) 池、沼 2007年7月22日 長野県北佐久郡 上は拡大写真あり(写真をクリック) 中 2007年8月4日 長野県佐久市 下・花 2007年7月22日 長野県北佐久郡 古い図鑑では東北地方以北の分布となっている北方系のヒルムシロである。 隔離分布している長野県の自生地の池を訪れると、小さな池の半分以上をこの花が占めて繁茂し花を咲かせている様子は、なかなか見ものだった。 ヒルムシロの和名がつく植物の中で、浮水葉を出さず沈水葉しかないのはこの花だけで、写真でも浮水葉がないことがわかる。 見た目が美しい植物ではなく、水中に生えているので園芸用に採取されることはないと思うが、小さな池だけに環境変化でなくなってしまうことも懸念される。 同じ科の仲間の花 |
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