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- 科名・属名 : ホシクサ科 ホシクサ属
- 特徴 :
草丈4〜15cmの1年草。
葉は束生し、線形で長さ3〜8cm、3脈があり格子状。
頭花は半球形で径3〜5mm、花弁はなく、総苞片と花苞は卵形、灰白色、洋質紙で質がやや厚く、先端部が芒状に長く尖る。
雌花の萼片は2個、舟形で背部に狭い翼がある。
- 分布・生育地 :
九州(宮崎県) (国外:台湾、中国、フィリピン、東南アジア〜インド) 湿地
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2016年9月21日 宮崎県 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
日本では絶滅したとされていたが、湿原の環境復元により50年以上ぶりに再生し、宮崎県の植物研究家の南谷氏により自生が確認された。
これにより、環境庁の「レッドデータ」でも絶滅(EX)から絶滅危惧種(CR)にされ、2017年3月31日付けの新聞各紙で報道された。
2016年、運良く現地でこの花を見る機会があり、花を撮影することができた。
他のホシクサの仲間と同様小さな花だったが、葉や花茎が束生していることから、注意してみると生えているのに気がついた。
図鑑では花(花弁はなく総苞片や花苞)は灰白色と書いてあったが、写真でもわかるようにやや淡黄緑色に見えた。ただ、特徴の一つである先端部が芒状に長く尖るというのははっきりわかった。
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