イトイヌノヒゲ(糸犬の髭)

Eriocaulon decemflorum


イトイヌノヒゲ1

  • 科名・属名: ホシクサ科 ホシクサ属

  • 特徴 :
     草丈(花茎)5〜30cmの1年草。
     葉は線形で長さ3〜10cm。先は著しく尖り、3〜9脈がある。
     頭花は花茎の先に1個つき、倒円錐形で径3〜7mm。総苞片は緑白色、卵状披針形で頭花よりやや長い。花苞は白色の膜質で薄く、倒披針形で先が尖り、上部に短い白毛がある。雄花は長さ約2mm、雌花は長さ約1.5mm、どちらも2数性で萼片と花弁は2個あり、下部は合着する。花茎は細くてややねじれ、基部の鞘は筒状で長さ3〜5cm。
     果実(刮ハ)は2室にわかれる。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮)
     山野の湿地

  • 花期 :  8〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     2014年9月14日  大分県宇佐市
     中 2014年9月13日  熊本県阿蘇
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花    同  上

  • 撮影記

  •  花茎が糸のように細いことから和名がつけられていて、萼片も花弁も他のホシクサの仲間が3数性(3個からなる)のに対し2数性(2個からなる)であることが大きな違いである。
     個人的には一番よく見かけるホシクサの仲間で、図鑑では花茎の高さが5〜30cmとなっているが、実際に出合っている花は大きいものの方が圧倒的に多い。
     ホシクサの仲間は、花が大きいわけでも目立つ形や色をしているわけでもなく、どちらか言えば地味な花であるが、花をアップで見るととびきり美しい花である。
     昔のフィルムカメラでは接写は大変手間がかかり、三脚がないと花のアップは撮影できなかったが、今のデジタルカメラでは手持ちでもきれいな写真が撮れるので、ぜひ花のアップに挑戦し新しい美しさを堪能して欲しい。
    同じ科の仲間の花
イトイヌノヒゲ2

頭花