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- 科名・属名 : ホシクサ科 ホシクサ属
- 特徴 :
草丈(花茎)5〜12cmの1年草。
葉は線形で長さ2〜10cm、幅(中部)1〜3mm。先は鋭く尖り、7〜9脈の格子状。
頭花は黒藍色、倒円錐形で径約4mm。総苞片は卵状長楕円形、上部は黒藍色を帯び、頭花とほぼ同じ長さ。花床に毛がある。花苞は倒卵状長楕円形で長さ約2mm。萼は仏炎苞状に合着し、上部は浅く3裂する。雄花は花苞と同長、雌花は花苞より長い。花弁は3個。花茎は4〜5肋があり、ややねじれる。
果実(刮ハ)は3室。種子は楕円形で長さ約0.8mm、表面に微小なかぎ毛がある。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮) 湿地
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年8月24日 群馬県前橋市 中上・全体2、中下・頭花1 同 上 中中・全体3 2018年8月19日 同 上 (全て拡大写真あり、写真をクリック) 下・頭花2 同 上
- 撮影記 :
湿地の浅い水溜りの中に黒っぽいホシクサが一杯生え、花茎を水上に出していた。
ここ数日激しい夕立があったようで、本来なら根元から写せるはずが、花茎の1/3が水の中、イメージどおりの絵にはならなかった。
一昨年あたりからホシクサ類に俄然興味が湧きあちこち捜し歩いたが、1年草であることに加え環境変化に弱く、記録を基に訪れたほとんどの場所で空振りに終わっていた。
イメージしていた姿ではなかったが、黒藍色の頭花をアップで見ると、ため息が出るような美しい花だった。
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