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- 科名・属名 : ホシクサ科 ホシクサ属
注.APG分類では、ミヤマヒナホシクサと同一種とかクシロホシクサと同一種との考え
- 特徴 :
草丈3〜8cmの1年草。
葉は線形、長さ1.5〜3cm、幅は0.5〜1mm、3〜5脈の格子状。
頭花は花茎の先につき、コップ状で黒褐色、径1〜2mm。総苞片は3〜5個、長楕円形で先は円く、長さ約2mm。花苞は長楕円形で黒褐色を帯び、長さ約1.5mm。
雄花は長さ約2mm、萼は仏炎苞状に合着し、黒藍色上部は3浅裂、単細胞の小毛がある。花弁は上部は3裂、下部は筒状に合着、無毛で内側に黒腺がある。雄しべは6個、葯は円形、黒色。雌花は雄花と同長、萼も仏炎苞状に合着、黒藍色で内面、外面とも無毛。花弁は3個で離生し、倒卵状へら形で内面に毛がある。
果実(刮ハ)は3室、種子は楕円形で長さ0.7〜1mm。
- 分布・生育地 :
本州(群馬県) (国外:日本固有) 高山の湿原
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2016年8月25日 群馬県 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
群馬県の野反湖に産する高山性のホシクサ、ただ水の引いた秋口にしか姿を見せないとのことだった。
ある年の9月半ば、現地の状況を問い合わせると、水が多くて岸辺まで満水状態とのこと、これではどうしようもないとあきらめた。
何とか見たいものだと思っていたら、群馬の別の湖にある花がどうやら本種らしいという情報が入った。
訪れると、水の引いた湖岸に何ヶ所か群落になってこの花が生育していた。
しかし、花は小さく、また花弁の見えるような花はほとんどなく、かがみこみながら花を捜し撮影した。
最近の図鑑を見ると、ミヤマヒナホシクサと同一種とかクシロホシクサと同一種とか色々な考え方があってよくわからない。一応ここでは独立種としてアップしたが。
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