シラタマホシクサ(白玉星草)

Eriocaulon nudicuspe


シラタマホシクサ1

  • 科名・属名
  • : ホシクサ科 ホシクサ属

  • 特徴

  •  草丈20〜40cmの1年草。
     茎はなく、葉は線形で長さ14〜20cm、幅1〜3mm。先は針状に尖る。
     頭花は1〜5個つくややねじれた花茎の先につき、球形で径6〜8mm。総苞片は広卵形、ほとんど無毛で頭花より短く目立たない。
     雄花は長さ約3mm、花弁は3個で下部が筒状に合着し、先は3裂、外側の1裂片が著しく大きくて開出し、白色の毛が密生し、黒線がある。
     雌花の花弁は3個で離生し、上部の内側に黒腺と白色の根棒状の毛が密生する。

  • 分布・生育地

  •  本州(東海地方)  湿地

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2001年10月6日  愛知県豊橋市
     中 2007年9月9日    同  上
     下・花    同  上

  • 撮影記

  •  全体に白色の短毛に被われ白い球に見えるので、この和名がつけられている。
     湿地一面に白い星を散りばめたように咲く光景は素晴らしいものであるが、残念ながら東海地方の湿地だけでしか見られない。
     愛知県豊橋市の東部に葦毛湿原という県の天然記念物に指定された湿原があり、四季折々多くの湿原植物を見ることができるが、秋は何といってもこの花の群生である。
     この写真も葦毛湿原で撮影したもので、木道からでもその美しい姿を十分撮影できる。

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シラタマホシクサ2

花