スイシャホシクサ(水車星草)

Eriocaulon truncatum


スイシャホシクサ

  • 科名・属名
  • : ホシクサ科 ホシクサ属

  • 特徴

  •  草丈3〜15cmの1年草。
     茎はなく、葉は線形〜線状披針形で、長さ2〜7cm、幅3〜5mm。先は鋭頭。
     頭花は多数でる花茎の先につき、扁球形で灰白色、径約4mm、長さ約2.5mm。
     雄花は長さ1.5〜1.8mm、萼片は基部で合着し、基部は柄状に狭まり、透明質で上方は青黒色で不規則に2〜3裂する。花弁も基部は合着して先は3裂、裂片は披針形で先端に微毛があり、内面には黒色の腺点があり、葯は黒色。
     雌花は長さ1.5〜2mm、萼片は2個で離生し、線形で上方は青黒色。花弁は3個で離生し、根棒状の白色の微毛があり、内面には1個の黒色の腺点がある。

  • 分布・生育地

  •  九州(徳之島)〜沖縄  湿地

  • 花期
  • : 5〜12月?

  • 撮影月日・場所

  •  2012年11月26日  沖縄県西表島
     中・花    同  上
     下・葉 2009年2月22日  沖縄県石垣島

  • 撮影記

  •  西表島の湿地、地面に張り付くように小さなホシクサが咲いていた。
     数年前に枯れた花のついたこの植物を見ていたが、しっかり花をつけた株に出合うのは初めてだった。
     綺麗な花をつける植物と違い、ホシクサ科の花は小さく目立たないが、よく見ると可愛い花をつける。
     西表島では、その後も休耕田などでちょくちょく見かける。

    同じ科の仲間の花
頭花

葉