イトトリゲモ(糸鳥毛藻)

Najas japonica


イトトリゲモ1


  • 科名・属名 : イバラモ科 イバラモ属
     注.APG分類では、トチカガミ科(HYDROCHARITACEAE)、学名(N. gracillima)

  • 特徴 :
     沈水生の1年草。
     茎は細く、よく分枝する。
     葉は各節に3〜5個輪生状につき、葉身は糸状で細く、長さ1.5〜2cm、幅約0.2mm。葉鞘の先は円形〜切形、縁には小さい刺がある。
     花は雌雄同株、各節に1個の雄花と、2個の雌花がつく。雄花は苞鞘に包まれる。葯は1室。雌花の花柱は2裂する。
     果実(痩果)、果皮は薄く半透明。種子は長楕円状球形、長さ約2mm、幅約0.5mm、表面に縦長の網目がある。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州 (国外:東アジア、北アメリカ、ヨーロッパに移入分布)
     水田、溜池

  • 花期 :  

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2016年7月24日  群馬県前橋市
    中・全体2、下・果実    同  上
    (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     その日地元の花仲間と、群馬県内の各地、特に山地の湖沼の周辺の植物を中心見て回った。
     水辺の植物はともかく水中の植物はほとんど撮っていなかったので、初めて目にする植物が多く教えられて撮影した。
     この花もその一つ、真ん中の写真のように水中で果実をつけていたが、少しだけ水上に引き上げ撮影した。

  • 同じ科の仲間の花
イトトリゲモ2

果実