|
- 科名・属名 : イネ科 アカヒゲガヤ属
- 特徴 :
草丈50〜100cmの1〜多年草。
稈は束生し、上向きまたは斜上する。
葉は下部に束生し、葉身は披針形、長さ7〜12cm、幅4mm以下。葉の基部から葉鞘にかけて毛がある。
総状花序は単一で稈の先端につき、長さ3〜8cm(芒を除く)、多少湾曲する。総は線形、下方の1/4〜2/3付近に同性の小穂が集まってつく。小穂は無柄と有柄の小穂が対をなして密に瓦状につき、下方の2〜6個は雄性または無性。
無柄小穂は円柱形で、第2小花の護頴の芒は太く、長さ5〜8cm、上部は褐色で剛毛がありねじれる。有柄小穂は無柄小穂より大きく、花柄状に伸びた長いカルスがある。
- 分布・生育地 :
沖縄(熊本・天草にも記録) (国外:全世界の熱帯域) 日当たりのいい荒地、草地
- 花期 : 1年中(?)
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2019年2月6日 沖縄県那覇市 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
那覇空港への飛行機の到着が大幅に遅れ、予定していた場所に行くのが難しいとの地元の花仲間の判断で、那覇市内の公園を訪れた。
公園といっても遊具があるわけではなく、隆起石灰岩の小山があるだけだった。
その小山の草地にイネ科のこの花が生えていた。名前を教えてもらった。もちろん見るのは初めてだったが、名前も初めて聞いた。
盛期の花期はよく分からないが、真冬の2月にも小穂には暗赤色の雌花の柱頭が見られ、長く伸びた芒が絡み合っているのが印象的だった。
同じ科の仲間の花
|