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- 科名・属名 : イネ科 ギョウギシバ属
- 特徴 :
草丈15〜40cmの多年草。
茎は地を這って長く伸び、よく分枝し、節から根を出す。
葉は短い線形、長さ5〜8cm、幅2〜3mm。淡緑色で葉舌に長毛がある。
花序は茎頂に束状につき、頂が掌状に分かれ、長さ2.5〜8cmの総(枝)を3〜7個出す。
小穂は枝の片側に2列に密につき、広卵形で長さ2〜3mm、1小花からなり、淡緑色、時に赤紫色を帯び、枝に密着してつく。苞類は狭披針形、1脈。護頴は幅広い卵形、極めて扁平で長さ2.5〜3mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:世界の暖地に広く分布) 日当たりのいい道端、荒地、海岸、芝地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2019年4月15日 宮崎県児湯郡 中上・全体2 2020年5月31日 神奈川県川崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序1 2019年4月15日 宮崎県児湯郡 左下・花序2 2020年5月31日 神奈川県川崎市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
ギョウギシバ(行儀芝)という変わった和名の由来ははっきりしないが、花茎が規則的に立ち、小穂が行儀よく並んでつくことからではないかという説がある。
北海道〜九州にかけての道端や荒地、海岸の芝地などに生え、時に芝生として栽培されることもあるようだ。
写真は宮崎県の芝地の上と多摩川の運動公園の脇の草地に生えていたものだが、和名の由来ともいわれる「行儀よく」のイメージを感じさせる。
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