ハイヌメリグサ(這い滑り草)

Saceiolepis indica


ハイヌメリグサ1

  • 科名・属名 : イネ科 ヌメリグサ属
     注.APG分類では、学名(S. spicata var. spicata)

  • 特徴 :
     草丈10〜40cmの1年草。
     茎は時に基部で分枝して横に這うように広がり、無毛。
     葉は線形、幅2〜4mm。やや厚いが柔らかく、揉むとぬるぬるする。
     花序は直立し、穂状で円柱形、長さ1〜6cm、径4〜6mm。淡緑色の小穂を密生してつける。小穂は長卵形、長さ約3mmと小さい。

  • 分布・生育地 :
     本州〜沖縄 (国外:朝鮮、中国(南部)、台湾、東南アジア〜インド、オーストラリア)
     田の畦、湿地

  • 花期 :   8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2019年9月13日  栃木県宇都宮市
     中・全体2 2014年9月17日  神奈川県川崎市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花序 2019年9月13日  栃木県宇都宮市
     右下・葉鞘 2020年6月14日  沖縄県国頭郡

  • 撮影記 :
     ひ弱な感じのする1年草で、葉を揉むとヌルヌルし、茎の基部が横に這うように広がることから和名がつけられている。
     湿地や田の畦など湿った場所に生えるが、花序の色も緑色のため、よほど興味を持っていないと目に入らないだろう。

  • 葉鞘

    同じ科の仲間の花
ハイヌメリグサ2

花序