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- 科名・属名 : イネ科 エノコログサ(アワ)属
- 特徴 :
草丈5〜20cmの1年草。
茎は基部で分枝し、稈は倒れロゼット状に広がることが多い。
葉は広披針形〜狭長楕円形、長さ5〜10cm。質はやや厚い。
花序は卵状楕円形で直立し、長さ1〜4cm、幅1〜1.5cm。エノコログサに比べ太く短い。
小穂は卵形で淡黄緑色、基部に長さ1〜2cmの剛毛が密生するので、小穂はあまり目立たない。芒は長く伸び、淡黄緑色。
時に剛毛が紫色になるものがあり、
ムラサキハマエノコロ(f. rurescens)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:世界の温帯、熱帯域) 海岸
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年9月20日 神奈川県三浦半島 中上・全体2 2015年10月13日 宮崎県日向市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2015年9月20日 神奈川県三浦半島 左下・ムラサキハマ 2004年3月28日 沖縄県石垣島 (左上は拡大写真あり、写真をクリック) 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
波の荒い日には潮ををかぶる岩場の隙間に根を下ろしている。
海岸という植生環境をうまく写しこみたいとカメラの位置を変えて挑戦したが、岩の隙間で草丈も低く倒れていることが多いので、期待通りの絵にはならなかった。
道端や荒地に多いエノコログサの変種であるが、草丈が低く、稈が倒れていることが多く、花序は太くて短く、芒が長いという違いがある。
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