ハルガヤ(春茅)

Anthoxanthum pdoratum


ハルガヤ1

  • 科名・属名 : イネ科 ハルガヤ属
     注.APG分類では、学名(A. pdoratum subsp. pdoratum)

  • 特徴 :
     草丈20〜50cmの多年草。帰化。
     茎は細くて基部でよく分枝し、柔らかく全体に疎らに開出毛が生える。
     葉は線形で柔らかく、長さ5〜10cm、幅3〜6mm。葉舌は長さ3〜5mm、白い膜質で目立つ。
     花序は狭披針形〜狭長楕円形で直立し、花序枝は短いので穂状に見え、長さ4〜7cm、小穂が密につく。
     小穂は披針形、黄褐色で光沢があり、長さ8〜10mm。第1包類は卵形で短く、内折れして鋭頭、第2包類は広披針形で大きく、上方の中性小花の護頴は膝折れする芒がある。

  • 分布・生育地 :
     ヨーロッパ・シベリア原産で北海道〜九州に帰化 (国外:北アメリカにも帰化)
     川沿いの草地、造成地

  • 花期 :   4〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2016年5月8日  静岡県富士宮市
     中上・全体2 2016年4月18日  神奈川県川崎市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序1、右上・葉鞘、葉舌    同  上
     左下・花序2 2015年4月30日  東京都稲城市

  • 撮影記 :
     帰化種は栽培・園芸種の逸出や飼料・牧草の逸出したものが多い。
     イネ科に帰化種のウエイトが高いのは、後者が圧倒的に多いからで、都市部の空地や川原を占有している。
     この花も明治初期に牧草として持ち込まれたものが広まったようで、クマリンの香りがある。
     和名は英名のSweet varnal grass(直訳すると甘い春の牧草)からきているようだ。

  • 葉鞘・葉舌

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ハルガヤ2

花序1

花序2