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- 科名・属名 : イネ科 ススキ属
- 特徴 :
草丈1.5〜2mの多年草。
茎は径2〜3cmと太い。
葉は常緑で、幅1.5〜4cmと広く、縁はほとんどざらつかず、やや巻くことが多く、裏面は粉白を帯びる。葉鞘は長く茎を包み、葉舌には毛がない。
花序は長さ約20cm、花序の枝はススキより多くて太く、総や小穂を密生する。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜沖縄、小笠原 (国外:中国、台湾、インドシナ、太平洋諸島) 海岸
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年11月4日 沖縄県石垣島 中上・全体2 2005年12月2日 沖縄県与那国島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2015年10月13日 宮崎県日向市 左下・花、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
秋〜初冬の頃、暖地の海岸でよく群生している光景を見かける。
ススキも同じ頃見られるが、違いは右下の写真のように本種の葉の縁がほとんどざらつかないことで、触っても手が切れることはない。ただ、ススキとの間に中間型もあるという。
上の2枚の全体写真は本種としたが、ススキやトキワススキも同じような場所に生えるので、混同しているかもしれない。
和名の由来となった八丈島のある伊豆諸島では、マグサとして牧草として使われるようだ。
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