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- 科名・属名 : イネ科 スズメノチャヒキ属
- 特徴 :
草丈30〜80cmの1〜2年草。帰化。
葉は線形、長さ5〜20cm、幅3〜10mm。両面とも粗い軟毛が多く、葉鞘には開出した短毛が密生する。葉舌は高さ2〜5mm。
花は長さ10〜20cmの円錐花序となり先が垂れ下がり、各節に長さ2〜8cmの枝を1〜3個出し、普通1個(稀に2個)の小穂をつける。小穂は長さ3〜4cm、4〜9個の小花からなる。
第一包類は長さ1〜1.5cm、1(-3)脈があり、第二包類は長さ1.5〜3cm、3〜5脈があり、いずれもほぼ線形で狭くて長く、透明膜質となり、先は尖る。護頴は長さ2.5〜3cm、有毛で、長さ3〜6cmの長い芒がある。
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ原産)(北海道〜九州に帰化) (国外:北アメリカ、オーストラリアにも帰化) 道端、埋立地
- 花期 : 4〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年4月24日 東京都府中市 中上・全体2 2020年4月30日 神奈川県川崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2015年4月24日 東京都府中市 左下・小穂 2024年4月25日 神奈川県川崎市 右下・葉、葉鞘、葉舌 2020年4月30日 同 上
- 撮影記 :
2枚とも多摩川の河川敷の高水域で撮影したもので、群落を作っていた。
イネ科の植物は目立たないものが多いが、この花は長い芒があるのでよく目に付く。
多摩川の河川敷は近場の観察場所として時々訪れるが、圧倒的に帰化植物が多いので同定が難しく、図鑑片手に花見している。
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