ヒメヒゲシバ(姫髭芝)

Chloris divaricata var. cynodontoides


ヒメヒゲシバ1


  • 科名・属名 : イネ科 オヒゲシバ属

  • 特徴 :
     草丈15〜40cmの多年草。帰化。
     稈は平滑、屈曲して匍匐し、節部から発根する。
     葉は線形、長さ5〜15cm、幅約2mm。無毛で葉鞘も無毛、葉舌には縁毛がある。
     花序は長さ5〜10cm、4〜5(-12)個の総がつき、若いうちは斜上するが、その後平開する。
     総は扁平で細く、小穂は片側に2列に並んで着く。小花は2個、第2小花は長さ1〜2mmの護頴だけに退化する。

  • 分布・生育地 :
     帰化(オーストラリア原産)(沖縄に帰化、千葉県に記録) (国外:北〜中央アメリカに帰化)
     道端、荒地

  • 花期 :   1年中

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2019年5月10日  沖縄県西表島
     中・全体2 2019年5月7日  沖縄県石垣島
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花序 2019年5月10日  沖縄県西表島

  • 撮影記 :
     オーストラリアの原産で、1969年那覇市で見つけられた。
     道端や道路のわだちなどに生え、ほぼ1年中見ることができる。
     連休明け訪れた石垣・西表島の人のあまり通らない農道で撮影した。
     本種と判断したが、図鑑などを見るとよく似たナガヒゲシバがあり、芒の長さなどからするとナガヒゲシバの可能性もある。

  • 同じ科の仲間の花
ヒメヒゲシバ2

花序