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 - 科名・属名 : イネ科 チガヤ属
  
 - 特徴 :
  草丈30〜80cmの多年草。 
 稈は直立してやや細く、節には白い長毛がある。 
 葉は線形、長さ20〜30cm、幅7〜12mm。 
 花序は長さ10〜20cm、幅約1cmの円柱状の円錐花序となり、白い長毛に囲まれ、枝は短い。小穂は長さ4〜5mm、総の節に長柄のものと点柄のものが2個ずつ対になってつく。雄しべは2個、柱頭が大きく暗紫色で目立つ。 
 別名 チガヤ  
 - 分布・生育地 :
  日本全土 (国外:アジア、アフリカ、北米にも帰化)  日当たりのいい川原などやや乾燥した所  
 - 花期 :  5〜6月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体1 2022年6月10日  神奈川県川崎市  中上・全体2    同  上  中中・全体3(群落) 2023年6月8日  千葉県市原市  (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック)  中下・花序1 2022年6月10日  神奈川県川崎市  左下・花序2、以下全て    同  上  
 - 撮影記 :
 
 1925年に本田先生が、本種には花をつける時期の違いから「早生型」と「普通型」があることを発表していたが、合わせてチガヤ(広義)としていた。 
 しかし、本種は稈の節に長毛があり、やや乾燥した場所に生えるなどの生育環境の違い、また混生していても1ヶ月程度の花期が遅れるなどから、変種として区別されるようになった。 
 チガヤには何度も出会っていたが、節の長毛の有無を確認していなかったので、本種の方を注意して探した。 
 すると、団地を走る道路の植込みの中に生えていたチガヤをチェックすると節に白い長毛があり、やっと確信して撮影できた。  
 
  
 
  
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