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 - 科名・属名 : イネ科 イネガヤ属
  
 - 特徴 :
  草丈75〜110cmの多年草。 
 葉は線形で扁平か内巻きし、長さ10〜25cm、幅約1cm。先は長鋭尖頭、辺縁はざらつく。葉舌は三角形、長さ約3mm、鈍頭〜切形で、しばしば欠裂する。 
 花序は円錐花序となり、枝は斜上して細く、長さ13〜20cm、2〜5個の小穂をつける。小穂は卵円形〜披針形、1小花からなる。 
 包類は第2包類がやや大きいか同長で、狭卵形で革質、5〜7脈があり円頭。小花は質の薄い包類に包まれ硬く、包類とほぼ同長で、護頴の先端に曲がった長さ10〜15mmの長い芒がある。芒は脱落しやすい。  
 - 分布・生育地 :
  沖縄(沖縄本島) (国外:中国(華南)、台湾)  石灰岩地の林下  
 - 花期 :   5〜7月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体 2020年6月14日  沖縄県国頭郡  中・花序、以下全て    同  上  (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)  
 - 撮影記 :
 
 初めてこの花に出会った時、何でこんな石灰岩の岩場にイネが生えているのかと思ったくらいだった。 
 写真のように遠目にはイネそっくりであるが、近づいて花序をよく見ると、曲がった長い芒をつけた小穂が印象的な花だった。 
 日本では沖縄本島の石灰岩地だけに分布している稀産種のようで、見ることができてラッキーだった。  
 
  
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