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- 科名・属名 : イネ科 イヌビエ(ヒエ)属
注.APG分類では、学名(E. crus-galli var. crus-galli)
- 特徴 :
草丈30〜120cmの1年草。
茎は叢生し、基部で分枝する。
葉は線形、長さ30〜50cm、幅1〜2cm。基部の葉鞘はやや赤味を帯び、葉舌は無い。
花序は長さ10〜25cmの総状花序になり、先は垂れる。花序の枝(総)は斜上して多数つき、多数の小穂を密につける。
小穂は卵形、長さ3〜4mm、先は鋭く尖り、剛毛があり、芒は無いか、あっても短い。第1包類は長さが小穂の半分より短い。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:世界の熱帯〜暖帯に広く分布) 水田、溝、道端、畑
- 花期 : 7〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2020年9月29日 神奈川県川崎市 中上・全体2 2020年8月31日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序、以下全て 同 上/li>
- 撮影記 :
植物の和名でイヌというのは人間の役に立たないものにつける名前で、このイヌビエは栽培されるヒエ(稗)の仲間で、食用にならないヒエという意味である。
水田や休耕田などの湿地や道端などにごく普通に見られる種で、北海道を除く日本全土に分布している。
葉の基部に葉舌が無いことが、ヒエ属の最大の特徴である。
この写真は多摩川の流れのほとりで撮影したもので、首都圏でもごく普通に見られる。
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