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- 科名・属名 : イネ科 スズメノチャヒキ属
- 特徴 :
草丈40〜100cmの2年草〜多年草。帰化。
稈は叢生する。
葉は線形、長さ15〜30cm、幅4〜10mm。表面は無毛、裏面には疎らに毛がある。葉鞘は下部では有毛、上部では無毛。葉舌は高さ3〜5mm。
花は長さ10〜25cmの円錐花序となり、各節に2〜3個の枝を出し、1〜4個の小穂をつける。小穂は著しく扁平で狭卵形、緑色〜やや紫色を帯びて少し光沢があり、長さ2〜3cm、6〜12個の小花がある。
護衛は長さ14〜18mm、先は長さ1〜2mmの芒になる。内頴は護衛の半分の長さで、竜骨は弓状にカーブし、長さ12〜17mm、先は尖り、短毛が並ぶ。閉鎖花の葯は長さ0.5mm、開放花では長さ3〜5mmと長い。
- 分布・生育地 :
帰化(南アメリカ原産)(日本全土に帰化) (国外:ヨーロッパ、北アメリカなど世界各地に帰化) 荒地、道端、土手
- 花期 : 4〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2021年5月20日 神奈川県川崎市 中上・全体2 2020年4月29日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・小穂1 2020年5月8日 東京都稲城市 中下・小穂2 2020年4月29日 神奈川県川崎市 左下・竜骨 2021年5月20日 同 上 右上・葉鞘(下部) 2020年4月29日 同 上 右下・葉鞘(上部) 2020年5月8日 東京都稲城市
- 撮影記 :
日本で最初に見つけられたのは1882年の東京都で、牧草としてアメリカ経由で渡来したと推定されている。
その後、牧草や緑化などに使われることから日本全土に広く帰化し、大都市の近郊でもよく見かける。
写真は多摩川の河川敷や、住宅地の空地に生えていたもので、初夏の頃からよく目にする。
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