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- 科名・属名 : イネ科 メヒシバ属
- 特徴 :
草丈20〜30cmの多年草。
稈の基部は地を這い、先は斜上し、基部には鱗片があり肥大する。
葉は線形、下部のものは長さ10cm程度になるが、上部のものは長さ2〜5cmと短い。葉鞘は長さ1〜3cm、口にはわずかに毛があり、葉舌は長さ約1.5mmで膜質。
花は総状花序となり、長さ5〜6cmの総を2〜3個つける。総の中軸は幅0.3〜0.4mm、狭い翼があり、ざらつく。小穂は長楕円形で長さ約1.5mm、第1包類はなく、第2小花の護衛は焦茶色。
- 分布・生育地 :
沖縄、硫黄鳥島 (国外:台湾、他?) 開けた草地、道端
- 花期 : 1年中
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2022年7月11日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序、以下全て 同 上
- 撮影記 :
夏の南西諸島は気温が35度を超える本土程にはならないものの、日差しが強いためか暑さは厳しい。
前日の暑い中での花見で身体もややだるさがあるが、この時期にしか見られない花があるので休んでいるわけにも行かない。
何とか目的の花を撮影し未舗装の林道を歩いて戻る途中、道端で見つけたイネ科の花、本種だろうと判断した(同定の誤りもありうる)。
吹き出る汗を拭いながら撮影したが、立ち上がると目が眩んだ。
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